着物の持ち込み買取の手順は?メリット・デメリットとあわせて解説!

着物の買取方法の一つに、持ち込み買取があります。持ち込み買取は店舗へ着物を持っていくだけで査定してもらえるため、比較的ハードルが低く、利用しやすいです。ただ、いざ行動に移そうとすると、流れやそもそもどこへ持ち込めばいいか分からず、不安になってしまいます。
今回は、着物の持ち込み買取のメリット・デメリットや流れ、どこへ持ち込めばいいかについてご紹介します。最後には持ち込み買取より便利な方法も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
着物の持ち込み買取のメリット・デメリット
着物の持ち込み買取に限らずですが、メリットとデメリットが存在します。サービスを有効活用するためにも、良い面と悪い面を知っておきましょう。
ここでは、着物の持ち込み買取のメリット・デメリットについてご紹介します。
着物の持ち込み買取のメリット
着物の持ち込み買取のメリットは、下記の3つです。
- 即日対応・現金化できる
- 査定額の質問・交渉がしやすい
- 断りやすい
即日対応・現金化できる
持ち込み買取では商品を店舗に持ち込み、その場で査定してくれるため、売りたい着物を迅速に現金化可能です。
そのため、その日しか予定が空いていないなど、すぐに現金化したい場合には、即日対応・現金化できる点はメリットです。
査定額の質問・交渉がしやすい
持ち込み買取では目の前で査定結果を提示してくれるため、査定額についての質問や交渉がしやすいです。
査定士と直接話せるため、電話やメールよりも安心感を持てるという方もいるでしょう。査定に関する質問や交渉を行うつもりであれば、査定額の質問・交渉がしやすい点はメリットの一つといえます。
断りやすい
持ち込み買取では店舗が査定場所で、査定員の顔が見えるため、査定結果に満足できなかったときに断りやすいです。
出張買取や宅配買取では、査定場所が自宅だったり査定員の顔が見えなかったりするため、断りづらいと感じる方もいます。
相手の顔が見えた方が断りやすいと感じる方には、断りやすい点はメリットといえます。
着物の持ち込み買取のデメリット
着物の持ち込み買取のデメリットは、下記の3つです。
- 自分で着物を持っていく必要がある
- 待ち時間が発生する
- 買取価格が低いケースがある
自分で着物を持っていく必要がある
持ち込み買取では、売りたい着物を自分で買取店まで持っていく必要があります。
着物は重く、かさばるため、持ち運びが大変です。特に、売りたい着物が多数ある場合や、近くに買取店がない場合は、長い距離を移動しなければなりません。また、持ち運びの際にシワなどがついてしまうと、状態が悪いと見なされて査定金額が下がる可能性もあります。
そのため、手間と時間がかかる点はデメリットといえます。
待ち時間が発生する
持ち込み買取では、査定金額が出るまでに待ち時間が発生する可能性があります。
店舗によりますが、持ち込み買取では査定金額が出るまでに1時間以上かかるケースもあります。これは、買取と同時に販売もしている店舗では、査定スタッフが接客・販売業務を兼務しているため、店内の混雑状況によっては査定に長い時間がかかるためです。
後に予定が詰まっている、待たされるのが好きではない方にとっては、デメリットになってしまうでしょう。
買取価格が低いケースがある
持ち込み買取では、買取価格が低く設定されるケースがあります。
これは、店舗を運営するためのテナント料・人件費・光熱費などのコストが毎月かかるためです。買取業者としては、買取と販売の差額でこれらのコストを賄わなければなりません。
そのため、持ち込み買取では店舗運営のコストがかかる分、買取金額を低めに設定せざるを得ない可能性があります。
着物の持ち込み買取の流れ
着物の持ち込み買取をしようと思っても、流れが分からず、なんとなく躊躇してしまっている方もいるでしょう。ただ、着物の持ち込み買取は難しくありません。流れを知ってしまえば、安心して持ち込み買取ができるようになります。
ここでは、着物の持ち込み買取の流れについて、順を追ってご紹介します。
- 着物や付属品、身分証を準備する
- 店頭へ持ち込む
- 身分証を提示して査定してもらう
- 質問や交渉をする
- サインして現金を受け取る
着物や付属品、身分証を準備する
着物の持ち込み買取をスムーズに行うためには、着物の状態確認や付属品の準備、そして身分証の準備が必要です。
着物の状態や付属品の有無は、買取価格に大きく影響します。付属品があることで、買取価格がアップする可能性があります。また、法律に基づき、本人確認書類の提示が必要です。
そのため、まずは査定に出す着物と付属品、身分証を準備しましょう。
店頭へ持ち込む
着物の持ち込み買取を行うためには、買取店に直接着物を持ち込む必要があります。
持ち込む際は着物をしっかり畳み、汚れないようにバッグや段ボールなどに入れて持ち込むといいでしょう。
身分証を提示して査定してもらう
買取査定してもらうには、身分証の提示が必要です。一般的に、運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなどの身分証の提示が求められます。すぐに出せるように準備しておきましょう。
その後査定が始まりますが、通常は数十分程度で査定が終了します。査定が終わると店内アナウンスなどで呼ばれるため、カウンターへ向かいましょう。
質問や交渉をする
査定終了後、査定結果に疑問や納得できない部分がある場合は、質問や交渉を行いましょう。
査定の根拠を聞いたり商品の価値を改めて伝えたりすることで、査定額がアップする可能性があります。
それでも納得できない場合はキャンセルも可能なため、疑問点・不明点を残さないようにしておきましょう。
サインして現金を受け取る
最後にサインをして現金を受け取ることで、着物の持ち込み買取は完了します。
サインをすると後から契約を破棄するのは難しくなってしまうため、よく考えてから買い取ってもらうようにしましょう。
着物の持ち込み買取はどこへ行けばいい?
着物の持ち込み買取の流れが分かり、いざ行動に移そうと思っても、どこへ持っていけばいいか分からない方もいるでしょう。
そこで、ここでは着物を持ち込む下記3つの買取先についてご紹介します。最後に持ち込み買取より便利な方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- リサイクルショップ
- 買取専門店
- 寄付施設
リサイクルショップ
リサイクルショップは、着物以外のものをまとめて売りたい場合に便利です。
リサイクルショップは、着物だけでなく、古着や本、貴金属などさまざまなジャンルの商品を扱っています。そのため、着物以外にも売りたいものがある場合には、一度に処分可能です。
ただし、着物専門の査定員が在籍していない可能性が高いため、着物の価値を正確に評価してもらうのは難しいかもしれません。
買取専門店
買取専門店は、プロの査定士が在籍していケースが多く、着物の価値を正確に評価してもらえます。
買取専門店では、着物の素材や技法、産地や作家などを見極めて査定してもらえます。そのため、大事な着物をしっかり査定してもらいたい人におすすめです。
また、買取専門店は出張・宅配・持込など、さまざまな買取方法を提供している場合が多いため、自分のライフスタイルに合わせて選択できます。
そのため、着物を売るなら買取専門店は最もおすすめの方法といえます。
寄付施設
寄付施設は、買取価格が期待できない着物を処分したい場合に適しています。
寄付施設では、着物を再利用するための活動を行っています。そのため、買取価格が期待できない着物でも、再利用して新たな価値を生み出せます。また、寄付することで社会貢献ができるのも魅力です。
買取価格がつかない着物を処分したい場合は、寄付するのも方法の一つです。
出張・宅配買取もおすすめ!
出張・宅配買取は、店舗に行く時間や手間を省けるため、大量の着物を売りたい場合や近くに買取店がない場合に便利です。
出張買取では、査定士が自宅に来て査定・買取を行い、宅配買取では、着物を送るだけで査定・買取を行ってもらえます。
そのため、買取に出したい着物が大量にある場合や、忙しくて店舗に持ち込む時間がない場合などにおすすめです。
着物の出張買取については、着物の出張買取はメリットだらけ?流れや注意点を解説!で詳しく解説しています。
着物の宅配買取については、着物でも宅配買取はアリ?メリット・デメリットや高く売るコツを解説!で詳しく解説しています。
上記の2つも、ぜひ併せてご覧ください。
まとめ
着物の持ち込み買取は、即現金化できたり質問・交渉がしやすかったりというメリットがあります。ただ、自分で着物を店舗に持ち込む必要があったり、査定価格が低くなったりするケースがあるというデメリットもあります。
着物の持ち込み買取を利用するなら、専門の買取業者に依頼するようにしましょう。専門の買取業者は、着物の価値を正確に見極め、適正な査定価格を提示してくれます。
また、持ち込み買取以外に、出張・宅配買取もおすすめです。出張買取は家にいながら査定を受けられ、宅配買取は着物を送るだけで査定を受けられます。
査定に出したい着物が大量にある、店舗に持ち込む時間がないという場合は、出張・宅配買取も検討してみてください。