相場

金相場は買取価格に直結するため、事前にチェックするべきです。
金相場とは、過去から現在までの金の価格の推移を指すもので、これを理解することで最適な売り時を見極めることが可能になります。
金は、原油や天然ガスと同様に商品先物として扱われ、有限の資源であるので、その価値は売買する人々の需給に応じて決定されます。
このため、金の価格は、市場の需給バランスに応じて日々変動します。この動きを理解し、最適なタイミングで売却することが、より高い価格で金を売る秘訣です。
このように、金を売却する際には、現在の金相場を把握し、過去のデータを利用して未来の動きを予測することが重要です。これにより、より有利な条件での売却が可能となります。

純度

純度は「金種」とも呼ばれ、K24（金純度99.99%の純金）からK9までの範囲で区分されます。純金であるK24から順にK22、K18、K14、K10と純度が下がり、最も金純度が低いのがK9となります。
金製品を売却する際には、金の純度を把握していないと、悪質業者によって実際の純度より低いと偽られ、不適切な価格で買い取られるリスクがあるので、自身が保有する金の純度を正確に知っておく必要があります。
そして、その金種の純度を用いて適切な売却価格を計算する必要があります。
K24の金は純金なので、その日の金相場×グラムがそのまま価格となります。それに対して、K24より純度の低い金種は、金の純度に応じて計算を行う必要があります。例えば、K18の金は純度が約75%なので、その日の純金の金相場から計算して75％がK18の相場となります。同様に、K12は純金の50%の純度なので、K12の相場は純金の50%になります。

重量

金はたった1gの重量の変化で売却するときの金額が変わるため、重量も非常に大切な情報の一つだといえます。金買取専門業者へ持ち込む前に、ご自身でおおよその重量を計っておきましょう。
ご自宅で金製品の重量を計るときは、0.1g単位で計測できるキッチンスケールなどを使うのがおすすめです。
ただし、金買取専門業者では高精度な専用のはかりが用いられるのでご自宅で計った場合と重量に差が出る可能性があることに留意しましょう。

金買取の際に手数料がかかる理由は以下の3つがあげられます。

• ・他の買取業者に売却して利益を得るため
• ・金の総重量が減ってしまうため
• ・金の再生や加工費用

買取手数料は業者が自由に設定できますが、一般的な手数料の相場は10～30%とされています。 たとえば金の買取相場が8,000円/1gのタイミングで100gを売却した場合には、80,000円～240,000円程度の手数料が差し引かれるということです。 なお、実際にはさらに高い手数料を設けている業者も存在します。金を売却する際には、業者が提示している買取手数料について事前に確認しましょう。

金の買取相場は世界情勢などの影響を受けて変動します。できる限り高い金額で売却するためにも、売却のタイミングは慎重に検討しましょう。相場の高い時期を狙うことで、買取価格を上げられます。 また、金は、世界的に「米ドル」で取引されますが、日本では「日本円」に換算し取引されるので、金相場だけでなく為替相場も考えなければなりません。 2023年9月には過去最高値の1万円台を記録するなど、近年、金の買取価格は高騰傾向にあり、この傾向は続くと予想されています。 しかし、今後世界情勢が安定したり金利が上昇したりすれば、金の魅力が下がり、金の買取価格が下落する可能性も否定できません。 金の価格はさまざまな要因により変動しますが、特に相場が上がりやすいタイミングは以下の3つになります。

• ・世界情勢が不安定なとき
• ・円安ドル高のとき
• ・どこかの国が金を買いに走ったとき

金が高騰している現在は、金を売却する好機だといえます。 現在金を保有している方は、金の売却を検討してみてはいかがでしょうか。