貴金属買取において、相場確認は必ずおこないましょう。
相場を確認せずに買取店に持ち込むことで、ご自身が納得されない買取価格となってしまうことがあるからです。
金の買取価格は、その日の地金価格によって決定されます。
世界中で取引されている金は、毎日少しずつその値を動かしています。
金の相場が上がれば買取金額もアップしますし、反対に相場が下がれば買取金額はダウンしてしまいます。
多くのお店では、この相場情報を基にして、自店の買取金額を決定しているので たった1日の違いでも、「あれ、昨日のほうが高かったな」となることも多いです。
なので、売るタイミングを間違えない、損をしないためにも、相場確認は必ずおこなうようにしましょう。

また、相場を把握するメリットはもう1つあります。
それは、その日の金相場価格を事前にチェックすることで、安すぎる査定金額を提示された際に、すぐに気付くことができることです。
買取業者は、自身の店舗の利益のために手数料が差し引かれた額を買取価格として提示します。
しかし、手数料は、厳密に基準が決まっているわけではないので、それぞれの買取業者側によって決められた手数料が適用されます。
悪徳な買取業者は、この手数料を高く設定していることもあり、明らかに高い手数料設定に気付くためにも、事前の相場確認は非常に大切になります。

金製品は、査定に出す前に、なるべくきれいな状態にしておきましょう。
インゴットの場合はそれほど価格への大きな影響はありませんが、コレクション目的の金貨や宝飾品などは汚れや傷があると買取価格が下がります。
また、貴金属は、基本的にグラムを基準に買取価格が決定されるので、金・貴金属品のように、商品状態が悪いからといって買取価格が下がってしまうことはほとんどの場合ありませんが、悪徳な買取業者の場合、まれに「商品状態が悪いので買取価格が下がります」と言ってくる査定士もいます。
ですので、トラブル回避のためにも、簡単な拭き取りだけでもおこなっておいたほうが確実です。
ただし、金の純度によっては、研磨すると傷がついてしまうものもあるので注意が必要です。

事前に重量を計っておくことで、ご自身がお持ちの貴金属が、どのくらいの価格で売却可能か確認できます。
貴金属は、たったの0.1グラム重量が違うだけでも、買取価格が変動します。
そのため、ご自身で重量を知っておくことで、だいたいどのくらいの買取価格になるかという予測が立てられます。
とはいえ、重量を計るといっても買取店で用意されているような高価な品物は必要ありません。
近年は0.1グラム単位で量れる機能が搭載されているものも多いので、かなり正確に重さを調べることが可能でしょう。

また、重量をごまかす悪質業者もいます。
査定に持ち込まれた品物を計測するのは、基本的にお店側の仕事です。
なぜ自分で事前にリサーチしておくべきなのかというと、重量をごまかして、買取金額を安くしようとする悪質な業者が存在しているためです。
たとえ正確な数字ではなくても、目安さえ知っていれば、業者から見積もりを提示された時点で、ごまかしに気づくことができます。
もしどうしても量りを用意できないという場合には、目の前で重さを計測してくれるお店を選びましょう。
また、いくつかのお店で査定を依頼することで、より正確な数字もつかみやすくなります。

査定の際には付属品があるかないかで、買取価格が上下することが多いです。
付属品があることにより、買取品の品質・金・貴金属力が保証され、より高い価格で買い取ってもらえる可能性が高まります。
たとえば、付属品としては以下のものがあります。

• ・商品が入っていた箱
• ・保証書
• ・鑑定書
• ・購入時の袋

こういった付属品はなるべく捨てずに、保管しておくことをおすすめします。
しかし、この記事を読まれている方で、そんな付属品はもう捨ててしまったという方も多くいるかと思います。
付属品がなくても、基本的に買取に出すことはできるのでご安心ください。
ただ、やはりすべて揃った状態と比べると、買取価格は下がってしまうケースが多いです。
また、付属品がなく品質や金・貴金属の証明ができない場合、査定をしてくれない買取業者もいるので注意が必要です。

いかがでしょうか。
この記事では、金を高く売るコツについて解説しました。
金の買取相場は年々高騰しており、今が売りどきです。貴金属買取の際は、今回ご紹介した4つのコツをぜひ参考にしてください。
以下に金を高く買い取ってくれるおすすめ業者を載せているのでチェックしてみてください。