白無垢は最上級の格で買取需要あり!買取のコツを知って買取額も格上げ!

2023/11/30

憧れの白無垢での挙式や前撮りをしたものの、その後、もう着ることはない白無垢をどう処分するべきかについて悩んでいるという方は多いのではないでしょうか。

それなら、思い切って買取してみませんか?

大切な白無垢だからこそ、高価買取のコツを把握して高価買取を目指しましょう。

白無垢とは

白無垢とは、白一色の着物であり、日本の伝統的な装束の1つです。

白には「清らかな身と気持ちで式を迎え、嫁いだ先の色に染まる」という意味があり、古くは室町時代から、婚礼衣装として着用されていました。

白無垢とは最上級の格

白無垢は、和装のなかでも最上級の格の着物になります。

昔は最も格式が高い着物とされていたのが白無垢で、その次が打掛となっていました。

現在では、格式にこだわることは少なくなりましたが、正礼装として最も格が高いことに変わりはありません。

白無垢の小物

白無垢に合わせる小物も特別な物です。

基本的には白色で白無垢に合わせた質のよい小物を身に着けます。

綿帽子・角隠し

白無垢といえば、特徴のある綿帽子や角隠しを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。

綿帽子は白無垢を着たときのみ、身に着けることができるものであり、被ることで頭全体が覆われ、奥ゆかしさを演出してくれます。

角隠しは、文金高島田に結った髪に巻きつけるようにつけるものです。

かんざしを合わせて飾ることで、華やかな装いになります。

筥迫・懐剣・末広

筥迫(はこせこ)や懐剣(かいけん)、末広(すえひろ)は胸元を華やかにしてくれるアイテムです。

基本的に、白無垢には真っ白なものを合わせることが多くなっていますが、最近では、筥迫や懐剣を赤や緑など色物にし、ワンポイントで白無垢に個性を出すスタイルも人気を集めつつあります。

伊達襟・帯揚げ・帯締め

伊達襟は何枚も重ねて着物を着ているように見せる襟元の装飾品です。

白無垢には、白色の他に赤色や金色を合わせることもあります。

帯揚げや帯締めも白色を使いますが、伊達襟に合わせて色物を使ってもよいでしょう。

白無垢に合わせる帯締めは「丸ぐけ」と呼ばれる、婚礼用の特別なものとなっています。

帯・抱え帯

白色の帯や抱え帯を使用して着付けを行います。

白無垢に合わせるのは婚礼用の丸帯で、幅が一般の物とは異なっているものです。

抱え帯は、おはしょりを作らずに着る白無垢ならではの装飾品になります。

白無垢と打掛の違い

白無垢は打掛の一種であり、白打掛とも呼ばれるものです。

柄や色、金糸や銀糸を使い華やかに仕上げられたものは色打掛と呼ばれており、歴史的には、白無垢より新しいものになります。

白無垢と打掛の違いは、格の違いです。

室町時代には、色打掛は白無垢より格下の着物でした。

しかし、江戸時代に入ると、華やかな色打掛が裕福な町娘の間で主流になったため、礼服として扱われるようになったのです。

白無垢は挙式で着用され、全身白で統一します。

色打掛は主に披露宴で着用され、白打掛を色打掛へ変更し、お色直しとすることが一般的です。

また、着用ルールとして、色打掛を着た後に白無垢を着ることはできません。

これは、色打掛には「嫁ぎ先での生まれ変わり」といった意味が込められているためです。

白無垢の買取相場

着物の査定額は、一般的に購入価格の10%〜20%ほどが相場です。

そこに着物の状態やサイズ、素材、需要などのさまざまな要因が含まれることで査定額が決まります。

白無垢の一般的な買取相場は、5000円〜40000円ほどです。

オークションサイトでの相場は7700円ほどとなっています。

フリマサイトでは、一式セットで100000円程で取引されていたこともあります。

白無垢はどこで買い取ってもらえる?

結婚式などで着用する白無垢は、どこで買い取ってもらえるのでしょうか。

ここでは、白無垢の買取先を3つご紹介します。

自分にとって最適な買取先を見つけて利用してみてください。

リサイクルショップ

リサイクルショップは町の様々なところにありますが、その全てが着物を買い取っているわけではありません。

買取対応をしていても、比較的新しいものしか買取してくれない場合もあります。

白無垢は婚礼用の衣装という特殊なものであるため、買取対象であるかどうか事前に確認することが重要です。

また、リサイクルショップでは、着物専門の鑑定士が査定するとは限らないため、相場より低価格となってしまう可能性もあるということに注意しましょう。

買取業者

着物専門の買取業者は、買取相場に沿って、適正な買取を行ってくれます。

買取業者に買取を依頼することの大きなメリットは、査定を行うのが専門知識や経験のある鑑定士ということです。

専門知識のある査定士による査定のため、婚礼用に高値で購入した白無垢の価値をしっかりと判定してくれます。

また、配送サービスや梱包資材などのサービスを行っている業者もあります。

ネットオークション・フリマサイト

ネットオークションやフリマアプリでは、価格を自分で設定できるため、納得のいく価格で取引できることが特徴です。

その一方で、自分自身で写真や紹介文を投稿したり買取相手と直接やり取りをしたり、梱包・配送手続きを行ったりする必要があるということがデメリットとして挙げられます。

配送にかかる料金も出品者負担であることが多いため、売上金から引かれることがあります。

また、売れるまで保管する必要があるので、保管場所や方法も注意が必要です。

個人での取引となるため、トラブルが起こった際の対応が難しくなることもあります。

白無垢を高価買取してもらうためのポイント

白無垢をどこで買取してもらうかが決まったら、より高く買取してもらえるポイントを抑えておきましょう。

ここでは、白無垢を少しでも高く買い取ってもらうためのポイントをご紹介します。

できるだけ早く売る

白無垢を売る際は、できるだけきれいな状態で査定してもらうのが査定額アップのポイントの一つです。

しかし、着物のクリーニングはかなり高額になってしまうため、無理にクリーニングに出す必要はありません。

白無垢は上質な絹を使用しているため、自宅でお手入れをすると生地を傷つけてしまうおそれがあるため避けましょう。

また、保管によってヤケや臭いなどの経年劣化が起こる前に、できるだけ早く売ることも高価買取のためのポイントです。

ヤケや臭いなどは査定額に悪影響を及ぼし、買取価格が下がってしまう可能性があるため注意しましょう。

証紙があれば一緒に出す

証紙とは、着物のブランドや品質といった、着物の価値を示すものです。

証紙があると、価値が保障されるため、買取金額がアップする可能性があります。

反対に、どんなにいい白無垢であっても証紙がなければ品質がわからないため、査定額が低くなってしまうことがあります。

証紙は反物に付属しているため、購入時に受け取っているかどうか、買取を依頼する前に再度確認してみましょう。

装飾品も含めてセットで販売する

白無垢を売却する際は、装飾品もまとめて買取してもらうと査定額がアップする可能性があります。

特に白無垢に合わせるための装飾品は、格の違いにより、白無垢以外の着物では身に着けることができず、白無垢がなければ使うことも難しいため、せっかくなら一緒に買い取ってもらいましょう。

買取業者を利用する

着物専門の買取業者は、着物の知識や経験のある鑑定士が査定をするため、適正な査定額での取引が期待できます。

白無垢自体はとても高価なものになるため、価値の分かる鑑定士に査定を依頼するのがおすすめです。

また、白無垢は重量があるため、気軽に持ち運ぶのが大変困難です。

そんな時は、出張サービスや、梱包キットサービスを行っている買取業者を利用すると良いでしょう。

便利なサービスを提供している買取業者に買取を依頼すれば、面倒な配送などの手間をかけることなく買取をすることができます。

まとめ

今回は、白無垢の買取方法や高価買取のためのコツなどをご紹介しました。

和装の中でも最上級の格式である白無垢は、買取需要もあります。

白無垢を少しでも高く買い取ってもらうためには、装飾品などもセットにした上で、経年劣化などにより状態が悪くなる前に、なるべく早く買取を依頼しましょう。

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