
切手の種類と買取相場
目次
はじめに
切手の買取価格は種類と状態が大きく関係します。
切手は実にさまざまな種類があり、種類によって価値が大きく異なります。
希少価値のある切手の場合、額面以上の価格で取引されています。
状態とは1枚ずつ切り離された「バラ切手」なのか、10枚以上の切手が繋がった「シート切手」なのかを指します。
基本的にシート切手の方が高くなる傾向にあります。
ここからは切手を主要に取引されている7種類に大別し、それぞれの買取相場を紹介していきます。
記念切手
記念切手とは
何らかの国家的行事を記念して発行される郵便切手を記念切手と呼びます。
オリンピック記念切手が有名ですが、「明治天皇銀婚記念切手」や「東京大学創立75年記念切手」といった記念日に発行されたものもあります。
記念切手の買取相場
記念切手は発行枚数や販売期間が限定されるため、普通切手より希少価値が高くなります。
特に第二次世界大戦以前の切手に値がつく傾向が強く、コレクターの間で数千円〜数万円で取引されているものも存在します。
中国切手


中国切手とは
1949年から中国郵電部郵政総局で発行された切手です。
中国切手の買取相場
中国切手はコレクター需要が高く、高価買取されているケースも多く見られます。
代表的なのが「赤猿切手」と呼ばれる1980年に初めて発行された年賀切手で、バラの1枚だけでも10万円以上で取引されています。
他にも1966年から1977年までの文化大革命時代に発行された「文化大革命切手」は歴史的価値が高く、高価買取が期待できる切手と言えるでしょう。
年賀切手
年賀切手とは
年賀切手は年賀状を出す際に使用する切手です。
年賀切手の買取相場
毎年、様々なデザインで発行される年賀切手ですが、昔に発行された切手は現在は手に入らないため、買った時以上の金額が付くこともあります。
中でも、富士山の描かれた「富士山切手」としめ飾りが描かれた「しめ飾り切手」が代表的で、1枚1,000円ほどで取引されているようです。
航空切手
航空切手とは
航空切手とは航空郵便専用に使用するために発行された切手です。
現在は日本において発行されていないこともあり、その希少性の高さから高価買取が期待できます。
航空切手の買取相場
航空切手は1929年に初めて発行され、最終的に8種類のデザインが存在します。
8種類ある航空切手の中で特に価値が高いのが、以下の3種類です。
・芦ノ湖航空
・きじ航空
・立山航空(銭位)
上記の航空切手に関しては、額面や状態によっては10,000円を超えることがあり、シートになると10万円以上になる場合もあります。
沖縄切手
沖縄切手とは
沖縄切手(琉球切手)は、第二次世界大戦終結後にアメリカ軍統治下の沖縄で発行された切手です。
発行期間が1945年から1972年という短期間で、枚数が限られていることから希少性の高い切手とされています。
沖縄切手の買取相場
「植記念林切手」や「琉球政府樹立切手」などバラでも1,000円以上付くものも複数ある中で最も価値が高いと言われているのが「沖縄 改訂加刷100円」で、 発行枚数が1万枚と少ないことから数万円での買取事例もあるようです。
軍事切手
軍事切手とは
軍事切手とは、軍事郵便に使用されていた切手を指します。
戦後の日本では廃止されてしまった上に、元々の発行枚数が少ないことから入手困難な切手であると言われています。
軍事切手の買取相場
日本の軍事切手であれば、数千円〜数万円で取引されることがあります。
菊紋章の普通切手に軍事と印刷された「菊切手加刷軍事切手」や、軍が交付した初めての軍事切手である「軍事切手(加刷I型・II型)」などが代表的です。
海外切手


海外切手とは
海外切手とは、日本以外で発行された各国の郵便制度に基づいて発行された切手です。
郵便物を運ぶ郵送料としての役割だけでなく、発行した国独自のデザインやテーマに沿ってさまざまなものを表現しています。
海外切手の買取相場
海外切手の評価に関しては業者によって様々で、買取してもらえないケースもあります。
その中でもイギリス切手の買取相場が高く、世界で初めて切手を発行したことによる歴史的価値を評価されているようです。
代表的なイギリス切手は「ペニー・ブラック」「ペニー・レッド」「ペンス・ブルー」などがあり、消印付きでも数千円〜2万円ほどで取引されています。
特殊切手
特殊切手とは
特殊切手は郵便局が行っているキャンペーンや、文化財の紹介などを目的に発行されており、 発行時期や発行場所が指定されているので、希少価値が高いものも存在します。
特殊切手の買取相場
代表的なのが「切手趣味週間シリーズ」で、1947年から現在に至るまで毎年発行されています。
切手趣味週間シリーズの中でも、特にコレクター需要が高く、高価買取が期待できるのが「見返り美人」と「月に雁」です。
見返り美人は、サイズが縦67ミリ、横30ミリと縦長の大きな切手で、菱川師宣が描いた「見返り美人図」の図柄が特徴です。
額面5円で5枚つづりになった切手で、バラでも数千円、シートだと10万円以上になることもあるようです。
月に雁は、歌川広重が描いた「月に雁」が図柄に使われており、大きさは見返り美人と同様に縦67ミリ、横30ミリと大型で、額面5円で5枚つづりになった切手です。
買取相場はバラで数千円、シートであれば数万円になると言われています。
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